健康寿命を伸ばすために大切なことといえば何だと思いますか?
厚生労働省では、国民の健康寿命を延ばす取り組みとして
「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」を推進しています。
では具体的に「適度な運動」ってどれくらいの運動なのでしょうか?
興味深い事例として、群馬県中之条町で身体活動(歩くこと)と病気予防の関係についての調査が2000年に行われています。
この調査した結果得られた結論は
「健康維持や病気予防、更には健康寿命の延伸には、「その人の体力に応じた中強度の活動」が欠かせない」ということでした。
※中強度運動とは、速歩きや階段の上り下りなど、少し体に負担のかかる運動だと思っていただけるといいかと思います。
そして最も病気予防への効果があり、目標とすべき指数は
「1日8000歩・中強度活動時間20分」という数値が研究の結果導かれたのです。
「1日8000歩、中強度活動(速歩き)時間20分」は
特別なトレーニングなしで、多くの人が日常生活に取り入れられる指標です。
例えば、スーパーなどで駐車場所を入り口から遠いところにしたり、エレベーターではなく階段を利用したり
ほんの少し意識的に歩くことを増やすことで、無理のない範囲から取り組んでいきたいですね。
最近はこの中強度運動の時間も計測できる活動量計もありますので、そういったものを活用してみるのもいいかもしれませんね!